四柱推命ソフト不動心の廉価版(機能限定版)を購入いただいたお客様より感想をいただきました。このお客様は、弊社の四柱推命通信講座を受講されてます。いただいたものは、感想というほど大袈裟なのものではなく、いつもの講座内でのメールからです。
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自分にはまだ早いかなとためらったのですが、購入して良かったなと感じています
うちの子どもの命式を、この度購入させていただきました不動心で出したところ、それまで自分や、無料のソフトで出したものと異なっており、何で?と驚いたのですが、節入り日の関係で今まで間違って一所懸命みていたようです。
今回出した命式はぴったり当てはまっている気がします
今までどうもしっくりこなかったのですが、まだ詳しくはみていないのですが今回出した命式はぴったり当てはまっている気がします。自分にはまだ早いかなとためらったのですが、購入して良かったなと感じています。
いつもネット上の無料四柱推命で出している、その命式は本当に正しいですか?
購入いただきありがとうございました。ネット上の四柱推命で出した命式と、「不動心」で出した命式が「違っていた」というケースがたまにあります。もちろん、不動心で出した命式はほとんど正確です。よって、無料四柱推命のほうが間違っているということです。では、なぜネット上の無料四柱推命で出す命式は「違う」ことがあるのか?
それは「節入り時刻」の精度にあります。細かいことを言えば、「地方時差、均時差」を考慮しているかどうかも関わります。簡単に言えば、ネット上の無料四柱推命などは、「節入り時刻」の精度が甘い傾向があります。国立天文台の出している各月の節入り時刻を「正しい」とすると、不動心での節入り時刻の誤差は最大で2分程度です(ごくごく稀に3分)。ところが、無料四柱推命では、この誤差が3分、4分、5分などは当たり前だったりします。下手すると10分以上の誤差が出る、とんでもないソフトウェアもあるかもしれません。
また、とある流派の四柱推命ソフトウェアで、節入り時刻という区切りは一切無く、午前0時で日付が変わるような物もあります。例えば1年の始まりの立春は2月4日頃ですが、その立春になる瞬間の時刻(2月の節入り時刻)は毎年変わります。ところがこの流派だと、節入り時刻という概念が無いようなので、毎年、2月4日の午前0時からが、新しい年の干支に変わるということになります。その流派の考え方なので、これ以上、あれこれと言いませんが(笑)、なかなか潔い考え方とは言え、少々心配に感じます。
話を戻します。そもそも、「無料四柱推命」のツールを作った方は、最初から、「厳密な節入り時刻の精度」を目指していないと思います。無料で提供するツールですから、その利用者からお金を徴収するわけでもありません(そのページに広告を載せて広告料を貰うのでしょう)。あくまでもサービス料金は「無料」なのですから、有料四柱推命鑑定サービスに伴う責任もプレッシャーも何もありません。
無料四柱推命を利用した方の生まれた時刻が、節入り時刻付近のために、命式が間違って出ようとも、大運が間違って出ようとも、サイト運営者に、その方の命式、大運の間違いについての責任は何もありません。「無料」なのですから。
それともう1つ。国立天文台の出している節入り時刻と全く同じものを、数百年分(1年で12月)、狂わずに算出する四柱推命ソフトはこの世には存在しないはずです。しかし、誤差を少なくすることはできると思います。この誤差を少なくする作業の成否は、「どれだけプログラム開発者の方が聡明か」にかかってきます。どれだけ天文学の理論による計算を咀嚼した上でプログラムに入れられるかにかかってきます。
この「誤差を減らす作業」をしてもらうには、プログラムを組まれる開発者の方に「労働代金」を払わないといけません。仮に、プログラムを考えたり、実際に組んでもらって、動作を確認する作業を合計で4時間頑張ってもらって、一銭も払わないなんてことを繰り返していたら、ソフトウェアを作る人は嫌気がさして、その仕事を途中でやめますよ。
このあたりが、「ネット上の無料四柱推命ツール」と、「有料四柱推命ソフトウェア」の差に繋がるということです。ところが・・・有料四柱推命ソフトウェアにおいても、節入り時刻の精度が甘いものはありそうなので(未確認ではありますが)、今回の記事にあることは、「下知識」として心の片隅に留めておいて欲しいです。